【図解あり】防振とは?制振と除振の違いをわかりやすく解説!

【図解あり】防振とは?制振と除振の違いをわかりやすく解説!

 「防振とはどういう意味?」

防音対策方法を調べるうちに「防振」という言葉に出会われる方も多いと思います。また、似た言葉に「制振」「除振」もあります。

防振、制振、除振、意味も原理もよく分からない。

そこで今回は、図解を使って「防振」の意味と原理、制振、除振との違いを分かりやすく解説しましょう。

 

1. 振動の原理

振動源の例

まずは、「振動」について解説します。

振動とは、物体が上下左右に揺れること。心地良い振動もありますが、睡眠不足や不快感、騒音、酔いなどを引き起こす悪い振動もあります。

例えば、車が多い大通りや高速道路、電車路線、工事現場、工場など、揺れが多い場所の近くにお住まいの方は、振動に悩まされているのではないしょうか?

また、振動は外だけとは限りません。洗濯機の音、重低音が響くオーディオの音、ピアノの打鍵時の音、ドラムの音など、室内から響く振動もあります。

振動はそれくらい身近であると同時に、振動による騒音も身近なものなのです。

 

2. 防振とは?制振と除振との違い

さて、防振について解説します。しかし、防振と似た言葉に「制振」「除振」という言葉もあります。それぞれ違いは何でしょうか?図解をつかってわかりやすく解説しましょう。

 

2-1. 防振の原理

防振の原理

防振とは、振動を発生させる「振動源」と、振動を伝えたくない「対象物」の間に、緩衝材をいれることにより、振動が伝わる量を抑制することです。

ピアノを例にご説明します。打鍵時にピアノが振動することで、床にその振動が伝わります。その際、「ピアノ」と「床」との間に緩衝材を入れて、「振動源」から「床」に振動が伝わらないようにするのが「防振」です。

他にも、車のエンジンとボディとの間に緩衝材を入れて、「車のモーターやエンジンなどの振動源」から「ボディ」に振動が伝わらないようにすることも防振にあたります。

2-2. 制振の原理

制振の原理

制振とは、振動を発生させる「振動源」に、緩衝材を貼ることで、「振動源」自体の揺れを抑制することです。

ピアノを例にすると、ピアノ自体に緩衝材を貼ることで「振動源」から「床」に伝わる振動を抑えることが「制振」です。

 

2-3. 除振の原理

除振の原理

除振とは「周辺」から伝わる振動を「対象物」に伝えないようにすることです。

ピアノを例にすると、防振も制振も何もしていないピアノで演奏をするとします。ピアノの横にテーブルがある場合、打鍵によるピアノの振動が床に、床の振動がテーブル伝わることで、テーブルの上の物が振動します。このとき、「周辺」(床)から「対象物」(テーブル)への振動を抑制することが「除振」です。

 

3. まとめ)防振と制振と除振の違い

防振と制振と除振の違い

「防振」「制振」「除振」の違いをまとめました。どれも振動を抑えることには変わりませんが、何をどう抑えるかが異なる点です。

 

ちなみに、打鍵によるピアノの振動が床に渡るのを抑える緩衝材として、防音マットがあります。防音マットは、「防音効果だけある」「防振効果だけある」「防音と防振どちらの効果もある」の3種類です。この3つの中で最も優れた「防音と防振どちらの効果もある」のがMUTEの防音マット「防音専科」

もし、洗濯機やピアノ、ドラムの音など、振動を伴う物の「防振」をお考えなら、MUTEの防音マット「防音専科」はいかがでしょうか? 

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