振動による音は防ぎにくい!
防振マットとは、振動を防ぐマットのことです。
なぜ振動を抑えるマットが防音効果を発揮するのでしょうか。
実際の生活では振動による騒音が多くあります。
振動を抑えることでしか防げない騒音もあることから、防振による対策が必要です。
1. 振動によって発生する音
振動によって発生する迷惑な音を3つご紹介します。振動によって発生する音が分かれば、防振対策が可能です。
1-1. 騒音苦情で一番多い「足音」
皆さん、騒音苦情と聞くと、どんな音を想像しますか?
大きな話し声や、テレビ、オーディオ、子供の騒いでいる音など多岐にわたって騒音になる音があります。
そんな音の中でも、最も騒音苦情が多いのが「足音」です。
「足音」は振動によって発生する音なので、対策が難しい騒音の一つでもあります。
毎日、お部屋を誰かが歩くので、必ず足音が発生してしまいます。
特に、小さなお子様が住んでいる賃貸マンションなどでは、階下のお部屋に足音が響いてしまい、苦情が来るケースも珍しくありません。
1-2. 楽器などの打鍵音
ピアノやドラムなど、自宅で楽器を練習する方もいらっしゃいますよね。
楽器の場合は、サイレントモードでの練習も可能なので、音の対策はバッチリだと思ってらっしゃる方も多いはず。しかし、ピアノやドラムは打鍵する際の振動が音となって周囲に伝わり、騒音となります。気づかない内に、ご近所への迷惑になっていることも。
1-3. 健康器具などの振動音
健康器具を使ったことはありますか?健康器具でよくあるのが振動するタイプのものです。
健康器具の振動はかなり音も大きく、ご自身でもうるさいと感じられるほどではないでしょうか。そのような振動音が大きい健康器具を使っていると、ご近所から騒音の苦情に繋がってしまいます。
2. 防振マットの使い方
振動による音を軽減してくれる「防振マット」というものをご存知ですか?
防振マットについてご紹介したいと思います。
参照:buyee.jp
2-1. 防振マットとは
防振マットとは、振動による衝撃を弱めることによって、音を小さくしてくれるマットのことです。
一般的によく知られているゴムのほか、エラストマーや高密度の多孔質材料などを使用したマットのことです。
2-2. 防振マットの使用方法
防振マットの使用方法としては、振動を抑えたい箇所に防振マットを敷きます。
そのまま敷いて使うことも可能ですが、インテリア性などを考えると防振マットの上にカーペットなどの床材を併せて使用するのがおすすめです。防振マットはカッターでカットできるものもありますので、お部屋の形に合わせて敷き詰めることも可能です。
3. 防振マットは振動音に強い
防振マットはなぜ振動音に強いのでしょうか?
防振マットは床に敷くと、足音などの衝撃をマットが吸収し、床への振動を抑えてくれます。
振動を抑えることで、床が振動しないので、音が響かずに済みます。
吸音や遮音という対策もありますが、足音などの騒音対策には防振対策も効果的です。
4. 防振マット以外でできる防振対策
防振対策はいかがでしたか?
防振が必要なことは分かりましたが、防振マット単品での使用はインテリア製が乏しく、効果が高いのはわかっていてもなかなか手を出せない方もいらっしゃるのでは無いのでしょうか。
防振マットに変わって振動を抑えられる「防音マット」をご紹介します。
4−1. 防音マットを使ってみる
防振マットの代わりに使えるのが防音マットです。
防音マットは、防振性だけでなく、吸音もしてくれる優れものです。
振動以外で発生する話し声などの音にも有効です。
防音マットにも様々な種類がありますが、選ぶ基準としては防音性能の高い商品を選ぶようにしましょう。
防音マットは敷くだけで使えるものが多いので、手間もほとんどかからなのが嬉しいですね。
4−2. 防音マットの遮音等級を確認する
では防音性能の高さはどこで判断すれば良いのでしょうか。
一般的に防音マットの防音性能を確認する方法は、遮音等級を確認することです。
この遮音等級とは、LL値という数値を用いて表すことが可能です。
通常、よく販売されている製品で言うとコルクマットや、防音カーペットのなどの床材が挙げられます。
これらの防音マットはLL 45〜LL50という数値が多いでしょう。
この上記図を見ていただいてもわかるように、LL 45〜LL 50の防音マットだと、防音性能が不十分に感じる人もいます。
騒音はないのが当たり前なので、少しでも聞こえると騒音苦情の原因になります。
LL35の防音マットであれば、非常に効果が高いので、騒音対策をしっかりと行いたい方はLL 35の防音マットを選ぶようにしましょう。
5. まとめ
いかがでしたか?足音の騒音対策には防振対策が重要であることがわかりました。
振動による騒音は対策方法を間違ってしまうと、改善されずクレームにつながることも。防振マットや防音マットをうまく利用し、防音対策を行ってくださいね。
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