防音工事

防音工事の内容と費用相場は?自作の防音対策とどちらがいい?

賃貸マンションやアパートに居住していると、気になってしまうのが生活音。

上階だと、階下の住人へ迷惑がかかっていないか特に心配ですよね。

この記事では、賃貸住宅やマンションで起こる騒音トラブル「足音」について、床の防音対策をテーマに、防音工事か工事なしの自作防音対策、どちらが良いのか調査しました。

防音性、方法、費用相場を比較して、どちらがおすすめか結論を出しましたので、床の防音対策をお考えの方はぜひご参考にしてください。

 

1. 防音工事の内容と費用相場

防音工事の種類と費用

床の防音工事は、床衝撃音の種類によって施工方法や費用が変わってきますが、 ここでは次の3つについて解説します。

① カーペットに張り替える

② 防音フローリングに張り替える

③ 二重床にする

環境を6畳の間取りとして、それぞれ詳しく解説しましょう。

 

1-1. ① カーペットに張り替える

防音工事の種類 カーペットに張り替える

1つ目は、床材をカーペットに張り替える方法。

フローリングの上にカーペットを敷く方法ではなく、フローリングをカーペットに張り替える方法です。別物なのでご注意。

カーペットは、スプーンなどの小さくて硬質なものを落としたときの床衝撃音「軽量衝撃音」に効果的です。スリッパでパタパタと歩く音などの防音対策もできます。

しかし、建物自体の構造によっては効果を大きく感じられない場合も。

費用相場は、4.5~12万円です。

 

1-2. ② 防音フローリングに張り替える

防音工事の種類 カーペットに張り替える

2つ目は、床材を防音フローリング(遮音フローリング)に張り替える方法。

防音性能のレベルを表す遮音等級「ΔL等級」または「L等級」が明記された防音フローリングを使用します。

防音フローリングも基本的に「軽量衝撃音」対策ですが、防音フローリングによっては「重量衝撃音」にあたる足音などの対策に効果ができる商品があります。

同様、建物自体の構造によっては効果を大きく感じられない場合も。

費用相場は、6~23万円です。

 

1-3. ③ 二重床にする

防音工事の種類 二重床

3つ目は、二重床にする方法。

二重床にすることで、床下に空間を作り、音を吸収または遮断することができます。子どもが走り回ったり、飛び跳ねたりする大きな音「重量衝撃音」対策に効果的です。

しかし構造部分に関わる重量衝撃音に高い防音効果が期待できる一方、二重床は比較的高度な工事が必要。そのため、費用も工事内容によって様々ですが、概ね高額になるケースが多いです。

費用相場は、25~60万円です。

 

2. 賃貸マンション・アパートでも防音工事はできる?

では、そもそも賃貸で防音工事はすることができるのでしょうか。

実のところ、賃貸住宅ではこのような大規模な防音工事ができない場合が多いです。また、無断で工事を進めるとトラブルのもとになります。

たとえ工事の許可が取れても、退去時に工事前の部屋に戻さなくてはいけない場合があるので注意。

また、防音工事の施工をするための準備にも時間がかかり、精神的にも負担を感じるのがデメリットとなります。

 

3. 工事なしの自作防音対策には防音マット

防音マットの種類と費用

工事なしで床の防音対策をする場合、選択肢は1つ。防音マットを床材の上に敷くことです。

防音マットには主に3つの種類があります。

① ジョイントマット

② コルクマット

③ カーペット

それぞれの特徴と費用相場を解説しましょう。

費用相場は6畳で計算しています。

 

3-1. ① ジョイントマットの特徴

ジョイントマットは、樹脂で出来たマットです。パズルマットとも呼ばれます。

表面がツルツルと体操マットのような質感になっているのが特徴。子どもが遊ぶスペースに敷かれることが多いです。

費用相場は、3,000円~8,000円。

 

3-2. ② コルクマットの特徴

コルクマットは、名前の通り、コルク素材で出来ているマットです。

安価で軽いので、設置が簡単なのが特徴。しかし、水や汚れが染み込みやすく、また、時間が立つとボロボロと崩れる場合があります。犬や赤ちゃんは誤食に気をつけなければいけません。

費用相場は、9,000円~3万円

 

3-3. ③ カーペットの特徴

カーペットは、繊維素材から作られる床材です。

柔らかくふかふかした質感をしており、ウール、ナイロン、ポリエステルなどから作られています。質感、防音性、断熱性、デザイン性、手軽さなどで優れているのが特徴です。

費用相場は、1.5万円~10万円

 

4. 結論:防音工事vs工事なしの自作防音対策

防音工事と工事なしの自作防音対策について、防音性、方法、費用相場の3点で比較した表が下です。

 防音工事vs工事なしの自作防音対策

「防音工事」は、高い防音性を期待できるものの、やはり施工に時間がかかることと、費用面でネックが多い印象です。特に、賃貸の方は契約上の問題から、候補にすら上がらない可能性もあるでしょう。

対して、「工事なしの自作防音対策」は、防音性が気になるものの、施工方法と費用面の2点から、導入しやすさが魅力です。

防音マットの防音性について、防音マットの中ではタイルカーペットが一番の防音性を誇ります。その中でも「LL-35」または「ΔLL-5~6」の防音性を持つ防音マットなら、費用を抑えながらも防音工事に引けを取らない対策となります。

よって、現在賃貸で床の防音対策をお考えの方は、「防音性が高い」「手軽に設置できる」「費用も十分に抑えられる」という点から、防音工事ではなく、「LL-35」または「ΔLL-5~6」の防音性能をもった防音マットで、防音対策することをおすすめします。

 

5. まとめ

  • 防音工事は主に「カーペットへの張り替え」「防音フローリングへの張り替え」「二重床の施工」の3つがある
  • 防音工事の費用相場は、4.5万円から始まり10万以上を超える
  • 防音工事は効果が期待できるが、費用や時間のコストが大きい
  • 工事なしの自作の床防音対策には防音マットがある
  • 防音マットはジョイントマット、コルクマット、カーペットの3種類
  • 費用、手軽さ、効果の3点で考えたとき、防音工事より、自作の防音対策がおすすめ

 

防音工事は費用も大きくかかり、施工するまでに時間もかかります。

しかし、MUTEの防音マット「防音専科」であれば、設置も撤去も簡単に行えるだけでなく、遮音等級「LL-35」「ΔLL-6」を持つ世界最高水準の防音性能を体感することができます。

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